子供会の役員を引き受けたものの、「正直もう辞めたい」と感じている人は決して少なくありません。最初は子どものため、地域のためと思って始めたはずなのに、仕事や家事との両立が難しくなったり、人間関係に疲れてしまったりして、心身ともに負担が大きくなることがあります。責任感が強い人ほど「途中で辞めるのは無責任ではないか」「周りに迷惑をかけるのではないか」と自分を責めてしまいがちです。
しかし、子供会の役員はあくまでボランティアです。無理を重ねて体調を崩したり、家庭の雰囲気が悪くなったりしてまで続ける必要はありません。辞めたいと感じるほど追い詰められているなら、その気持ちはすでに十分に尊重されるべきものです。まずは「辞めたいと思ってはいけない」という思い込みを手放すことが大切です。
役員を辞めたいと考えたときは、感情だけで動くのではなく、なぜそう思うのかを自分なりに整理してみると気持ちが少し楽になります。時間的な問題なのか、人間関係なのか、仕事内容が合っていないのか理由が見えてくると、辞任以外の選択肢が見つかる場合もあります。業務量を減らしてもらう、役割を分担し直す、誰かに相談するなど、環境を調整することで続けられるケースもあります。
それでも辞める決断をした場合は、できるだけ早めに会長や他の役員に正直な気持ちを伝えることが大切です。すべてを細かく説明する必要はなく、「家庭の事情」「仕事との両立が難しい」といった無理のない理由で構いません。誠実に伝えれば、理解を示してくれる人も多いものです。
子供会の役員を辞めたいと思うことは、わがままでも逃げでもありません。自分と家族の生活を守るための、立派な判断です。誰かのために頑張ることと同じくらい、自分を大切にすることも忘れないでください。無理をしない選択が、結果的に子どもにとっても良い環境につながることは少なくないのです。